HOME
☆彡 キャンピングカーの自由で気侭な旅!一度始めたらやめられませんねぇ〜! (^_-) V
表紙へ! ご挨拶とお知らせのページです。 世界にたった一台!ハンドメイドのキャンピングカー! このページです。 初めてキャンピングカーでするキャンプのアドバイス! キャンプとキャンピングカーの情報リンク 我が家のキャンピングカー列伝! サイトマップはこちらです! お問合せメールはこちら!


でっかい道!大いなる北海道!1988 くるま旅!

<< Camping-Car Touring Vol 6. 池田町〜苫小牧 >>

⇒ 帯広 ⇒ 清水町 ⇒ 十勝平野 ⇒ 日勝峠 ⇒ アイヌ集落二風谷
⇒ 紋別 ⇒ 8月9日 日高ケンタッキーファーム (泊)
⇒ 紋別 ⇒ 苫小牧 ⇒ 8月10日 苫小牧港フェリー埠頭(泊)

vol. 1 vol. 2 vol. 3 vol. 4 vol. 5 vol. 6 vol. 7 MAP

 

CAMP SCHEDULE
  ● 北海道、車旅メニュー!
  Vol 1. 旅立ち〜青森
  Vol 2. 函館〜層雲峡
  Vol 3. 大雪山〜野付半島
  Vol 4. 尾岱沼〜屈斜路湖
  Vol 5. 砂湯〜池田町
  Vol 6. 池田町〜苫小牧
  Vol 7. 八戸〜宮古〜帰宅 「終」
  北海道のクリッカブルマップへ!
  お問合せ・ご質問は、こちら!
  全キャンプレポートレポートメニュー

メールはこちら!お待ちしています。

[ MOTOR HOME PAGE ]

HOKKAIDO CAMP-TOURING REPORT vol.6


池田町 まきばの家(朝)

たっぷりあるつもりでいましたたが、道内の旅日程も残りあと2日となってしまいました。
帰り道には青森にある奥さんの実家に寄って行かなきゃならない!という予定の残る日下さんファミリーは、苫小牧から函館まで戻らなければならず、池田町から 「1台で少しペースを上げて行く!からお先に!」 と、昨日別れてしまった。


帯広・清水町・十勝平野・日勝峠

残り3台となってしまったメンバーは、国道38号線で帯広市、清水町と広大な十勝平野を気持ち良く走り抜け、いよいよ山越の難所といわれる国道274号 (日勝国道) の日勝峠に差し掛かった。
この日高山脈を横断するルートは、苫小牧へは近道ではあるが、体重の重いキャンピングカーのキャラバン隊には少々きつい (実は私だけ?) 2時間程の山登りになる。
日勝道路の白樺や広葉樹の中を右に左にゆっくり登って行くとやがて 「日勝峠第一展望台」 が見えて来た。
 
PAGE-TOP


8月9日 池田町〜日高ケンタッキーファーム (泊) HOME

ここの展望台からは、目の前にどーんと広がる十勝の大平原、その先には遠く大雪山連峰まで広大なパノラマが開けている。 ここまで随分頑張って登ってきたので、車も運転手もみんなちょっと一息です。
展望台で少し休憩したあと、元気を取り戻し暫く走ると日勝トンネルに突入する。トンネル内は少し上り勾配 (私の車は、なぜか登り坂がすぐ分かる?) になっているが、どうやら途中で分水嶺になっているようだ。
トンネルを出た先からは沙流川に沿って穂別国道と名前も変わり、日高の町へとどんどん下って行く。
渓谷と原生林が延々と続く素晴らしくきれいな道である。ごみや空缶などは、一つも落ちていないし、沿道の民家は家の前に見事に花を咲かせている。まさに観光道路の見本のような素晴らしく良い道だった。


アイヌ集落、二風谷

1時間ぐらいだったろうか、原生林の真っ只中を気持ちよく走り抜けて(なんてたって!下り坂ですから〜! )行くと、空気の匂いで牧場地帯に入って来た事が良く判る。
いよいよサラブレットの故郷!日高に突入してきたようだ。しばらく走ると二風谷というアイヌ集落がある筈で、そこへチョッと寄って行くつもりでいる。
現存しているアイヌ集落として広く知られている二風谷ですが、その集落の中に「二風谷アイヌ文化資料館」という展示施設があり、そこでアイヌの生活文化の現在に至るまでの経過が一目で分かるように展示している施設がある。
屋外の展示場では一昔前のアイヌ集落の様子をそのまま再現していて、屋根も壁もすべてわらで出来ている家が四軒ほど建ててあり、その家の中でアイヌの血統を受け継いでいるであろう独特な顔をしたおじさんやおばさん達がいろいろな作業をして見せてくれている。

全て藁で出来ている。

同じ様な家が何軒か並んでいるが、私達は、まず凄くりっぱな髭を生やしてニコニコと愛想の良いおじさんのいる家から見学することにした。
木彫りの見事な細工物をずらりと並べて「今夜の晩酌代に、一つ買ってくれよー!」と、木屑にまみれながら屈託のない笑顔で、一生懸命ノミをふっていた。
あのやさしい笑顔は、帰ってきた今でも忘れられない。ところが、隣のおばさんのいる方の家から見学していた山田ファミリーは、どうやらビデオを撮っていたのが気に触ったらしく、「見せ物じゃねーぞ〜!出てけー!」と、すごい剣幕で怒られたらしい。
虫の居所が悪かったんだろうが、なにやら今では、観光客を相手にしていないと食べていけないアイヌの人達の、何とも言えない難しい問題があるように思えた。


紋別からケンタッキーファームへ

何とも嫌な思いをしてしまったが、「いろんな事があるさ!」と気を取り直して走り出す。道の左右に広大な牧場風景が広がる道をしばらく行くと、サラブレットがたくさん放牧されているのが見える場所に出てきた。
ここ日高の地は、競走馬の育成をしている牧場が多いことでも有名ですね。競馬ファンでなくても名前ぐらいはみんな知っているだろう。かつて大人気だったあのハイセイコーを世に送り出した牧場もこの辺りにあるらしい。
国道237号線を、日高の町から約60キロ・・・この先はもうすぐ太平洋!という所、紋別町の少し手前に北海道最後の楽しみで一度は来たいと思っていた 「大自然の中の観光牧場」 そう!あの「ケンタッキーファーム」がある。


8月9日:日高ケンタッキーファーム(泊)

ホテル並みの接客とサービスで迎えてくれる静かで雰囲気のあるレストランやコテージ、豊富なメニューがあるバーベキューガーデン、見事なオリジナル商品を多種多様に取り揃えたお土産コーナー、極めつけは場内を定期的に巡る洒落た馬車だ。
アウトドアー施設をやってみたい!経営してみたい!と思っている人は是非一度尋ねてみて下さい。
ここにはアウトドアーでの遊びに関するアイデアの素になる様な、参考になる様な事がたくさんあると思います。

大きくなっても覚えているかな?

しかし、何といってもここに来たら一番人気は、やはり乗馬でしょう。
初心者には丁寧に教えてくれますし、一人で自由に乗ることの出来る人は手入れと調教の行き届いた馬を貸してくれるので、広い牧場内の野原や草原を心行くまで自由に走ることが出来る。馬好きにはたまらない場所です。
その他の施設としては、フィールドアスレチック・テニスコート・アーチェリー・釣り堀・放し飼いの小さな動物園など々・・・数え上げたらきりがない程ありとあらゆる屋外遊戯施設が揃っている。
勿論!オートキャンプは出来るが、広〜い牧草地のどこでもお好きな所でご自由にどうぞ!といった感じでこれは少々力が入っていない。宿泊施設を使わない客は、あまりお金を落とさないのでいた仕方ないと思いますけど?!

どこまでがキャンプしていい場所なのか分からないくらい広い牧場の一区画?がキャンプ場として開放されているが、とにかく文字や小さな写真では恐らく分かって貰えないでしょう。
写真は180度ですが、これが国道を挟んで360度ぐるっと見渡す限り続いています。
早速、幌馬車隊をコの字型のキャンプスタイルに配置して、一通りの支度が整うと待ち切れない子供達に手を引かれながら遊びに行くことにした。
レセプションデスクで受付をする時に「是非どうぞ!」と勧められて、バーベキューディナーをリザーブする。
お父さん達は今夜が楽しみですが、子供達はお目当ての乗馬コーナーにもう走って行ってしまった。度胸の無いお父さん達を尻目に女房子供達は全員!馬に跨り颯爽と走っていった。
いい汗やら、冷汗やらをたっぷりとかいて、熱いシャワーを浴びた後はいよいよお父さん達のお楽しみ!
バーベキューガーデンの予約時間になった。
乗馬で渇いた喉を生ビールが気持ち良く通っていった後は、名物のジンギスカン料理、炭焼きステーキと続いてゆく。

大いなる北海道の醍醐味(肉の部)をたらふく味わった。日高の夜は、とても美味しくてロマンチックに全員笑顔で盛り上がったぞーっ!
PAGE-TOP


8月10日 日高〜苫小牧港フェリー埠頭(泊) HOME


 日高ケンタッキーファーム(朝)

朝早く、種類の分からない鳥の声で起きると「空気が澄んでいて何て気持ちがいいんでしょう!」ナーンて・・・今日は、久し振りにカミさんがいい顔をしている!
まして牧場だからまた悩まされると思っていた例のお尻の尖ったあの虫が、今日は少し空気が乾燥しているせいか一匹もいない。昨夜はどこのファミリーも久し振りによく眠れたようで、みんな早起している。
朝食支度のキャンプ場は実に清々しい!
日高の原野に吹く爽やかな風が、キャンプサイトに名も知らぬ花の香りを運んできてくれて実に呼吸が気持ち良い。今日は、最後となったこの大いなる北海道を存分に楽しんで行こうと思う。

本当は、お父さんもこれに乗りたかったんだよ!

子供達が昨日から気になって、乗りたがっていたあの馬車に、朝一番で乗ることにした。
馬車という乗り物は人と馬との一体感があり、のどかで本当に気持ちがいい!
広い牧場の中を鈴を鳴らしながらノ〜ンビリとポコポコ小気味の良い音を立てて進む。
我がファミリーと、山田ファミリー、それにもう一組の三家族総勢11人を乗せても一頭の馬だけの本当の一馬力で力強く引っ張って行く。
昨日、馬数十頭分位の馬力がある筈の我が愛車が「キツイヨー!」といって唸って登ったあの坂道を鞭一発!
ナンと、一息で登っていったのには驚いた。・・・(^_^ ゞ
白樺林の中をの〜んびりと散歩したり、みんなでアスレチックをしたり、ケンタッキーファームでは名残惜しくてお昼頃までたっぷり遊んだでしょうか、午後は国道235号線を日高本線と共に太平洋の潮風を浴びながら、一路!最終目的地苫小牧のフェリー埠頭へと車を走らせた。


紋別、苫小牧、フェリー埠頭

日高から苫小牧まではかなり距離があると思っていたんですが、もう少しケンタッキーファームで遊んでいても良かった。ホンの2時間足らずでフェリー埠頭に着いてしまった。

予約は明日の朝なので、どこかでかなりの時間をつぶしをして待機しなければならない。

今夜はこの場所でもう寝るだけしか他に予定が無いし、時間もたっぷりあるので夕食の買い物を兼ねて苫小牧の市内見物に出かけることにした。

埠頭から苫小牧の町へ出る途中にある臨海工業地帯は、まるで千葉県の臨海工業地帯を凌ぐかのような発展を見せ、うっかりするとこのまま京葉道路に入ってしまうような錯覚さえする。

駅前にあるビル群もこれまた凄く、大きな銀行やデパートにオフィスビル・・・と、この辺にいるとまるで北海道にいることを忘れてしまいそうである。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大きなデパートを見つけたので、地下の食品売り場に行ってみることにした。
さすが北海道です。土地があるということは実にいい。

どの建物にも広々とした駐車場がしっかり確保してあり、キャンカーの様な大きな車でも安心して置くことができる。それも東京と違って地下じゃない!全てどーんと屋外に駐車できる。

名産品特産品コーナーでは、毛蟹やタラバ、イカに鮭、夕張メロンに男爵芋と、北海道のありとあらゆる物が安く売られていたが、多分今日はキャンピングカーの中で夕食の調理をすることになるので、簡単に支度できそうな物だけ買い込んでフェリー埠頭に戻ることにした。


8月10日 苫小牧フェリー埠頭 (泊)

苫小牧フェリー埠頭の一番奥まった所がコンテナヤードなっており、山の様なコンテナーに囲まれたその一角が眠るには静かで良さそうな場所である。
各ファミリーともキャンピングカーの中で調理をして夕食を済ませた後で 「もしかしたら青森から函館へ渡った時のように今夜もまた空いている便があるかもしれない?」 と乗船手続きを済ませ、ひたすらキャンセル待ちをすることにした。
待ちに待って粘りに粘ったが、柳の下に二匹目のドジョウは出てこなかった。
とうとう!「PM11:30!」 最終便が行ってしまった。
一・ニ台分あいている便なら何便かあったが、全長7メーターの車3台をいっぺんに乗せろ!というのは、やっぱり無理だった様だ。しかたなく予約した通り、明朝、AM09:30の便で行くことにした。
「どうも・・・お疲れ様でした (^_^ ゞ・・・おやすみなさい・・・」
PAGE-TOP

前のページへ戻ります。 キャンプレポートのメインメニューへ! 順路⇒ 大いなる北海道の旅!その7 へ進む! 
表紙へ! ご挨拶とお知らせのページです。 世界にたった一台!ハンドメイドのキャンピングカー! このページです。 初めてキャンピングカーでするキャンプのアドバイス! キャンプとキャンピングカーの情報リンク 我が家のキャンピングカー列伝! サイトマップはこちらです! お問合せメールはこちら!

[ MOTOR HOME PAGE ]  SINCE 1996 / Copyright(C) Katsumi Horiguchi all rights reserved /